法人:ふたば幼稚園

地球の未来に“原発はいらない!!”
~子どもたちの未来のために、自然エネルギーで循環型社会の構築を~

ふたば幼稚園 園長 小崎孝子

 今年も節電の夏がやってきました。夏を迎えるたびに電力会社は電力不足をアピールし電気代値上げをちらつかせます。ですが、原発がなくても電気は足りています。日々の生活にも支障はありません。

 日本人のもったいない精神は逞しさと慎ましさを育み、艱難辛苦を乗り越える民族性と文化を築いてきました。それを世界は絶賛しています。なのに、どうして国や電力業界・経済界は原発依存に走るのでしょう。地球のどこにも保管場所がない負の遺産。何十万年と消えない放射能のゴミ。こんな怖い物質をどうして人類は手にしてしまったのでしょう。福島の問題もいまだ解決できず故郷へ帰れない人々がたくさんいる中、原発を売り歩くこの国のトップの姿は哀れで愚かとしか言いようがありません。

 地球の未来や子どもたちの将来をこの国は一体どう考えているのでしょう。露呈してしまった原発の恐ろしさ、廃炉の厳しさ難しさ。どうやら人類はもう自分たちの手で解決できないところまできてしまっているような感さえします。しかし、できることはまだあります。それは、もうこれ以上原発を作らない、稼働させないということです。これまで信じてやってきたことに間違いがあったとするならば、それは考えを改め軌道修正をすればよいことです。宇宙船地球号の航行を任された私たち人類にできること、それは唯一“反省”の行動です。一刻も早く原発依存から脱却し自然エネルギーの普及に努めなければもうこの地球に未来はありません。地球に未来がないということは、政治も経済も人間生活の何もかもすべてが無になるということです。世界人類はどうしてここに至らないのでしょう。右肩上がりばかりの経済成長がいつまでも続くはずがありません。かけがえのないこの星と子どもたちの未来を守るために、今こそ世界人類が手をつなぎ循環型・永続型の社会を目指すべきときです。

 何と言っても“希望は子どもたち”です。物質主義・拝金主義の大人たち社会の中でも、青空の下に輝く子どもたちの笑顔は無垢で未来を築く力強い太陽のようなエネルギーを感じさせます。ふたば幼稚園に「市民共同おひさま発電所」が設置されてから早や4年。幼稚園の屋根の上で元気に発電してくれています。無限に提供される太陽からのエネルギーには温かさと優しさと未来が感じられます。殊に子どもたちのみずみずしい感性には素晴らしいものがあり、発電量表示板の点滅光をながめては空を見上げ、こぼれんばかりの笑顔で「先生、今日も太陽が元気だよ!」と、明るく声を弾ませます。いちいち教えなくても子どもたちはちゃんと感じています。輝く太陽が電気を作っていることを。子どもたちの小さな心は大人たちよりも敏感に地球の未来に思いを馳せ、地球の息吹や宇宙からのエネルギーを感じ取っています。そういった子どもたちの純粋な気持ちに私たち大人はもっと心を砕き、風や雲や森や海に感謝しながらの昔ながらの心豊かな人間生活を取り戻す教育に努めなければなりません

 当園の「市民共同おひさま発電所」は2009年12月、エコテックを始め新エネルギー導入促進協議会や九州グリーン電力基金及び福岡市環境ファンドからの助成や市民の皆様からのご寄付によって設置されたもので、多くの方々の思いと未来への投資がいっぱい詰まっています。純粋な子どもたち、何も知らずに無心に遊ぶ子どもたちに、こういった自然エネルギーからの電力が私たちの暮らしを支え社会を作り、世の中の営みが十分に成り立つことを教えていくことは未来のエネルギー問題を考えるときにとても重要なことだと思います。そこで、当園では環境教育の一環として、空からの恵みである太陽光発電や雨水タンクの設置を通して、この星“地球”がいつまでも元気で美しく輝いていられるような温かい教育を教職員一丸となって進めています。

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